肩コリは海外にはありません!

肩ことはあくまでも症候名のひとつで、正式な病名ではありません。
肩こりと言われますが、そのほとんどは首の後ろや背中(肩甲骨の間)に症状を有することが多いです。「首こり」と言った方が本当は正しいのかもしれません。
解剖の言葉を用いると、肩こりとは項頚部から僧帽筋エリアの諸筋に生じるこり感・重苦しさや痛みにいたる症候です。
②肩こりの原因
肩こりの原因にはいろいろなものがありますが、肩こり自体の正確な定義がなく、その為、確定的な診断方法や治療法もありません。
一般的にその個人の体系や生活様式に起因するものと、病気によって二次的に引き起こされるものとに分ける傾向があります。
個人の体系や生活様式に起因するものとして、猫背姿勢や視力障害などがあります。また、長時間のパソコン作業もも影響することがあります。
この症状に対する原因には諸説あるものの、一説では、同じ姿勢をとり続けるなどして頭や腕を支える僧帽筋やその周辺の筋肉の持続的緊張によって筋肉が硬くなり、局所に循環障害が起こってきます。
それによって酸素や栄養分が末端まで届かず、疲労物質が蓄積しこれが刺激となって肩こりを起こすと考えられています。
二次的に起こる肩こりは有名な物だと心筋梗塞により左肩の肩こりまた腫瘍や内臓疾患による関連痛や放散痛であることもあり、いわゆる「放置すると危険な肩こり」と考えられ
ます。他にもストレスやうつ病、心身症といった心の病気があります。
③肩こりの症状
僧帽筋エリア(特に肩上部の局部の痛みから始まることが多いです。
僧帽筋は肩上部では厚みがあり、それも肩こりの大きな一因となっています。進行すると圧痛点(限局して痛い部位)やこりを感じる部位が拡大します。
筋肉の持続的緊張により圧痛部位が拡大し、深部の筋肉にまで凝りが拡大すると「芯が凝ったような凝り」として感じられ、筋肉がこわばり、重苦しさを感じるようになります。主観的には頸部~肩上部に「ズシーンとした感じ」「何かものがのっているかのような感じ」や肩甲骨と脊柱の間(肩甲間部)や肩甲骨の内側の際に「鉄板が入ったような感じ」として感じられることが多いようです。
重苦しさを放置すると痛みを感じるようになり、進行すると緊張性頭痛や顔面・上肢の関連痛が生じるようになることもあります。
当院での肩こりの治療
治療はその重症度に応じて色々とあります。
筋肉性の軽い肩こりでしたら、筋肉にアプローチするトリガーポイントマッサージがおススメです。
ですがその原因が根本的にお身体の歪みからきている場合は歪みの矯正を行い根本的に治していくのも必要になってきます。
また当院では鍼治療もやっておりますので何をやっても変化が出ない場合身体の変化をつけるのにおすすめです。
出来れば薬は飲みたくないという方には姿勢や生活習慣の改善を相談したり、ストレッチを指導させて頂きます。
④肩こりの予防
肩こりは普段からちょっと注意することで、予防することができます。
• 正しい姿勢を保ちましょう。
• 無理な姿勢を長く続けないようにしましょう。
• 自分に合った机や椅子を使いましょう。
• 規則正しい生活と適度なスポーツで疲れを残さないようにしましょう。
• ストレスをためないようにしましょう
• 肩を温めて血行をよくしましょう。
• 十分に睡眠をとり、枕の高さ(8~10cm)や布団の固さに注意しましょう。
• 定期健診(高血圧、糖尿病、視力、歯のかみ合わせなど)を受けましょう。
⑤最後に
最初に単に肩こりと行っても原因は様々です。長年の肩こりだからと簡単に自分で判断せずにすこでも気になりましたら千代田区・神保町・御茶ノ水にある、神保町鍼灸整骨院にお越し下さい。

神保町鍼灸整骨院